天理大学雅楽部ヨーロッパ公演 ミュンヘン
ドイツ、ミュンヘンへ。
今回の演奏の中で一番きびしいものでした。いつものように伎楽から始まり、いつものように終わると全く拍手なし。この時点で全員の緊張が始まります。後で分かった話ですが、演奏前のスピーチで日本の音楽というのは演奏と演奏の間で拍手をしてはいけないという事を話されたようです。
伎楽、管絃、謡物が終わった辺りでやっと拍手があったと記憶しています。しかしこれは我々にとってすごくいい空気作りだったとも思います。というのはツアーも中盤過ぎて疲れも溜まり緊張が緩んできていたので、今一度最後のロンドン大学の演奏に向けて気持ちを引き締め直す事ができました。
しかし演奏終了後はものすごい拍手で、実はカーテンコールだったのですが、我々はそれをそっちのけに終わるやいなや装束を脱ぐ始末。
OBの志水さんから、“柿谷が、みんなを連れて出てくると思っていたのになぁ~~。。。”
NYで自分のソロ演奏終了後はカーテンコールを待っていたくらいなのにこの時はなぜか全く抜けていました。すごく責任を感じました。
太平楽 兜
さて、この晩は帰ってから全員でホテルで宴会でした。ミュンヘンのビールが本当に最高で、一次会は12時くらいまで。それから先生のお部屋で数人の学生とジャックダニエルで2時まで、それから数人の学生と4時までもう一本ジャックダニエル。
その後は記憶なし。
次の日は空路でロンドン入りです。
空港でチェックインを一人ずつ機械でしなければならないという気が利かないミュンヘン空港でしたが、ビールがおいしかったのでここもよしとします。
ではラストパフォーマンスロンドン大学です。
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