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6月, 2011の投稿を表示しています

リハーサル 龍笛、笙、篠笛、和太鼓

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さて、次のコンサートも近くなり先日2日間にかけてリハを行いました。 タイトル 火 水 風 ~ 再生。 日本へ向けてのコンサートです。 最初は二、三人で行うつもりでしたが、最終的には出演者5人、もろもろ手伝って頂く方含め10人くらいになりました。 今回はいつも以上に各曲の繋がりを重視し、全体としても繋がりのあるものが出来ていってるような感じがします。 ダンサーは目が見えません。 演目の中で彼女が蘭陵王に振付を行ってますが。実に蘭陵を舞ってる感じがします。 もちろん彼女は古典の舞を見た事はないのですが、僕がいくつかの陵王に関するキーワードをあげ ると、それを自らの感性で持って創作しました。 おもしろいパフォーマンスになりそうです。

源氏物語

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恋をすることなど、、、文明は進歩しても、人間が考えてることは今も平安時代もそう変わりないんだなぁ。 さて今日はアジアンソサエティーで源氏物語のダンスをみてきました。 http://asiasociety.org/events-calendar/film-and-performance-tale-genji http://www.ichinohedance.org/ 雅楽の曲も途中少し使われていました。 ダンスの中には古典の雅楽の舞のスタイルも幾分か取り入れられていました。しかしおそらく雅楽を普通にやっている人が見ると納得できない部分もありそうだなという感じもしました。 雅楽の舞が直接的に人間の感情を舞の中に表現しない一方、今日のは直接的に気持ちをダンスの中で表しているように僕は感じました。これが所謂現代ダンスと呼ばれる特長の一つであるのだろうとは思いますが。 こういう風にみると斬新な動きもたくさんあり学ぶことも多かったが、雅楽の舞というのはあまりにも完成度が高いと言う事も再認識しました。 もし新しい雅楽の舞を作りだすとすれば、そして言葉でそれを表現するとすれば「意思も持った動きに無の感情を加える」といったとこだろうか。

Japan Benefit Concert

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Hi Mizu Kaze - rebirth A fundraising event for Japan featuring gagaku and beyond Featuring Mana Hashimoto  (dance) //  Sadahiro Kakitani  (ryuteki) //  Kaoru Watanabe  (fue & taiko) with Daniel Abse (recitation) + Yoichi Fukui (sho) + Yuko Takebe (film) Tuesday, July 5, 2011  8:30pm $10 suggested donation Tenri Cultural Institute 43A West 13th St. (btwn. 5th & 6th Ave.) New York, NY, 10011 T:  212-645-2800 www.tenri.org

ほめる文化

今僕がお世話になっているホームステイ先の旦那さんがとある雑誌に今毎月寄稿している。 今月の題名は「ほめる文化」というものだった。 どこの親も子供の野球の試合には大声をあげて応援する。しかしアメリカは少し違うらしい。日本だと負けた子供に対し何のスポーツでも監督や、親が人前でよく叱り飛ばしたりするが、アメリカの監督はどんな時もひたする褒めるらしい。だから子供が委縮しない。 失敗しても怒られないという意識があるから本番に強い。 コロンビア大学の雅楽の学生さんにも、実は僕も最初驚いた事がある。指使いすらあやしくても全く動じず本番で主管を吹く。さらに全体としても本番の方がよかったりする。 母校の大学ではありえない事だ。 僕は日本人だから、基本的に日本びいきだが、これはアメリカのすばらしい文化だと思う。 今日本語学校で小学生のクラスを一つ持たせて頂いている。まぁこれは大変なクラスでとにかくあばれるというか授業にほとんどならない。僕の近くにきてはペンは取ろうとするは、机の下に潜りこむは、、、、 それでも最近少し試した事がある。簡単なプリントをさせて100点を取らしてあげる。それはテストでもなんでもなく、ただの授業中のプリントであっても、何度も直さして、最終的に赤ペンで大きく100点とかいてあげる。そして褒める これは見事に効果あり。。 まず机に座って問題を静かに解くようになったし、次も100点を取ろうとする。次も100点とると自信がでてくる。 この自信を与えるという事はとてもとても大切なんだと感じた。例え小さなことでも。