2009-11-27

龍笛コンサートに向けての準備

今日は、こちらNYではチラシはA4ではなくポストカードの大きさでないと置いてくれないという事で、印刷をし直しました。

なんとか知人に手伝ってもらい完成です。




さてそれはさておき、前々回に僕の落書きを紹介しました。僕のすばらしい所はあんな幼稚園児のお絵かきを恥ずかしがらずに皆さまにお見せする所です、、、、少し意味不明な文章です。。

今日はそのお絵かきを持って、とある知り合いのギャラリーのオーナーに見せに行きました。これもまた身の程しらずです。。





僕;「今度コンサートするんですけど、この絵を下に敷きたいのです。」

オーナー;「いいじゃない!!あんたが描いたの??」

僕;「はい!!」

びっくりです。。僕の人生の中で初めて絵を描いて褒められた。。

まあお愛嬌がほんとんどだと思いますけど・・・もちろん本人はくそ真面目に本気で描いてます。


とにかく、オーナー曰く迷ったらやる。描いてみた駄目だったらやめればいいじゃない。っという事なので僕の約5×4メートル程のコットン生地に絵を描くというビッグプロジェクトが開始しそうです。画材屋さんから、描き方まで教えてもらい、筆まで貸してくれました。

どうせ考えたってうまい絵なんか描けないんだから、勢いでやってやろう。

帰ってこの事ホストマザーに話したら失笑されました。

何度も言いますが、本人はくそまじめに本気で取り組もうと思ってます。

2009-11-24

evaluation

今週はサンクスギビングのため今日で今週の授業は終わりました。

来週はFinalexamのみなので実質セメスター終了といったところです。

僕の語学力はどうなったんだろうと考えると、ぶっちゃけよくわかりませんが、ただ細かな文法については、ずいぶんとクリアーになった部分がたくさんあります。特に関係詞の使い方などや、接続詞(for,and,nor,but,or,yet,so)の使い方などは文章を読むスピードを大分と向上させてくれた気がします。ちなみにFANBOYSって覚えるんですって。。。しかしながら、TOEFLを辛うじてパスしたといえども、まだカレッジの授業について行く自信はありません。まだまだしなければならない事がたくさんあります。

語学の勉強というのは筋トレみたいなものでやるかやらないかだけだと思います。学者さんになる人は別として。。

さて今週はevaluationといって先生の査定を生徒が行うというのがどの授業にもありました。日本では行った事がなかったので僕にとっては初めてでした。例えば、先生は時間通りにいているかとか、質問に対しきちっと答えているかとか、、、。

僕はどの先生にも特に不満はなかったので、ほぼ五段階評価の五に近い評価がほとんどでした。

学生は正直です。少し宿題が少なかったり、甘い先生がいると、その授業はほとんど時間どおりに来ません。おそらくその先生は評価が低いのだろうと思います。

ただこれは先生も手が抜けないのですごくいい事だと思います。

僕が大学生の時ある先生が言ってました。その先生がUSに留学してた時の事です。とある学生がいつも授業に遅れてくる先生に銃を突きつけたそうです。早く来いって。。

その次からその先生はきちっと時間通りにするようになったとか。

自分の立場に常に危機感を持って生きるという事は大切な事だと改めて思いました。僕なんかまだ何もないのでただ上に這いがるのみですが。




2009-11-23

絵を描いてみた 龍笛コンサートに向けて


なんとなく気持ちが不安定だ。

原因を考えるとやはり、行きつく所は龍笛です。思うように音がでない。音の真がぼやける。日本だったら師匠の所に行けるが、ここからは遠い。

考えてみると今の師匠に出合い、今ままで24歳の時の僕の挫折の時期以外で、こんなに長い期間師匠の音を聞かなかった時はない。しかし泣きごとは言ってられない、来月にはコンサートが控えている。

僕には師匠の音を伝える使命がある。

学校から帰って今はひたすらロングトーン。曲はあえて吹かないようにしている。なぜなら僕がここで生き延びる事が出来る要素は“音”だからである。徹底的に一つの音にこだわり、その点を線にしたいと思っている。

今回のコンサートもすべての音を生かすというのが僕のテーマである。コンサート中、曲の中で一音でも音が真から外れると、お客さんと僕と、僕に繋がっている二つの点、合計4つの点の糸が切れるからである。結果、僕の伝えたい世界にひびが入る。

プロと素人の違いはここだと僕は思っている。

ここ3,4日ステージに敷く柄を考えていて、今日は授業以外の時間ずっとRaviShankarのShantiMantraを聞きながら過ごした。
なんともいい “メロディー” である。実に広く、大きく、温かく、丸い曲だと思う。
ますますインドに行きたくなってきた、、
話があちこち飛ぶが僕は小学生、中学生の時は音楽と絵画の授業が一番嫌いだった
苦手だった。
ここ数日、自分が何枚か笛を吹きながら色鉛筆で小学生のお絵かきみたいな事
をしているのでなんとも自分に笑ってくる。
そして今日できた絵がこれである。
笛を吹いていたら急に書きたくなったので思うがままにぐしゃぐしゃ描いてみたら
こんなになった。




上は天からの”気”、左右は地の”気”、下は人間の”気”。中心は僕の”気”。
すべてが中心に向かっているが、黄色の部分は止まっている。止まっているといっても、
ヘリコプターが、空中でホバーリングしている状態の感じかな。
止まってるけど動いてる。川でいうと、途中に岩がありその裏側の部分。
流れが止まってる部分。
中心の赤黒い部分からは今度はそれぞれの
天、地、人間の側面を沿って外に発信して行っている。
鉛筆の向きが逆になってるのが気づいていただけるだろうか。

先に述べた4つの天と言うのは、天、地、僕、僕以外の人間の事である。
僕が演奏中大切にしている事は、その空間を僕が作り出すというより、
お客さんと共に作り出したいのある。だからお客さんからも気をもらわなければ、
僕はいい演奏ができない。空間の空気を共に動かすのである。
だから大切にしたイメージは風が動いているという事。

はて、しかし、これを三間四方の舞台に描くとすれば大変だ。

どうしよう。。。

でもだんだんと自分の中心が見えてきそうな感じがしてきた。

2009-11-22

僕の雅楽、龍笛の中心となるもの ~舞台~ 考え中・・・

来月のマンハッタンでのコンサートに向けてどういった舞台を作ろうかと考えています。

そのため、もう一度、自分は一体何を伝えたいのかを原点に立ち返って考えてみました。というよりまだ今も書きながら考えています。

コンサートの中心に持ってくる曲は“火、水、風”という師匠が作った四万十川に焦点を合わせた曲です。

舞台の中に、音と共にこの火、水、風という世界(空間)を視覚的に作りだしたいのです。

今回の僕の意識のテーマは「繋がり(円)、温かみ、厳しさ」という言葉に、考えているうちに絞られてきました。もちろんこの考え方の原点は“自然”です。
それとともに表現したいのは、過去、現在、未来、縦、横、高さ、そして、フォーカスポイントは“今”です。

「火、水、風というのを、繋がりと温かみと厳しさを持って表現する」といった感じでしょうか。そして今につながる時間的、空間的なもの。

さて何を考えているかというと、僕は立って演奏するのですが、その下に敷く敷物の柄について考えているのです。


今回僕が使用する衣装は水(川の流れ)を表したものです。渡米前、知人に仕立てて頂きました。




最初は単に赤の毛氈を火を表すために敷こうと思ってたんですけど、考えてるうちにこれではいまいち面白みに欠けると思い、それでは自分で何か自分の内面を表す絵を書いてやろうと思いついたわけです。

というのは先週Readingの授業でカンディンスキーに関する記事がでてきて、大学の時に行ったエルミタージュ美術館で彼の作品に感銘を受けた事を思い出したからです。

僕にもあんな感じの絵が描けるんじゃないか?思い上がりもいいとこです。つくづく単純な男です。柿谷という男は。

さてそれはさておき、、

風はなんとなく竹かなと思い、実家ならその辺に乱立してる竹だが、こちらで何人かに尋ねてみるとない事が判明、今の所の情報では。
チャイナタウンに行けば何か情報が手に入るかも。週末探しに出かけようと思っています。


もしあったら、竹を組むか、それとも舞台に乱雑させるかは未定。


下の絵は衝動的に書いた、敷物の柄。はい、残念ながら全くセンスなしです、、、、このブログで僕の絵のセンスのなさを見せる必要があるのだろうか、、、???

まぁいいや。





ほんとに何がなんだかさっぱり分からないと思いますが、三枚とも僕の立つ位置は真ん中で、思いは音が丸く広がって欲しいという事。

何に書いたらいいのか、どれくらいの大きさにするのかも、全くもって未定。。大きければ大きい程いいのですが。。何かいい生地が手にはいるだろうか??

大事なイメージは、求心力と、その反対の言葉が思いつか泣かなかったので、発散力としておきましょう。発信力かもしれない、、

一枚目と二枚目は中心の赤(僕の丹田)に向かって地球の上からと、地球の中心から’気’が集まってるイメージでこれは僕がいつも吹く時にイメージしている映像です。
自分の中に取り入れた’気’を柿谷貞洋という人間を通して、爆発的に且つ滑らかに発信する。音色でもって。

三枚目はただ単に、丸く色々な色素をもって広く大きく広がる感じで、下が欠けているのはここから、お客さんと気を通じ合わせるためです。


さて中心となるもの、言葉として、色として、イメージとして、はてなんだろう・・??

イマイチ言葉が降りてこない。イメージは「限りなく小さな、透明の粒子に少し黒が混じった一点からすべてが始まる。」といった具合です。

何を言いたいんだ僕は??

とりあえずシャワー浴びよう。


いや明日の宿題しなきゃ。

まだエッセイ残ってるの忘れてた、、もう11時じゃないか。。

2009-11-19

GAGAKU RYUTEKI CONCERT BY SADAHIRO KAKITANI 雅楽 龍笛

DRAGON  FLUTE


ancient sound of wind and bamboo


Thursday, December 17,2009 8:30 PM/ FREE



Tenri Cultural Institute
43A West 13th Street,NYC


Gagaku



     Hyojo no Netori
     Etenraku Imayo


Gigaku


     Gyodo
     Taikofu
     Suiko
     Kongorikishi
     Konron
     Baramon
     Gojyo
     Goko
     Kyokushi


Folk Songs
    
     Kojyo no Tsuki
     Furusato
     Takibi
     My Grandfather's Clock


Fire Water Wind 
     
      By Yoshiatsu Terakawa  





Gagaku music has a long history, traveling east along the Silk Road until it was introduced into Japan from China over 1,400 years ago. Gagaku incorporates in its theoretical structure both the Taoist theory of yin-yang and ideas from Mahayana Buddhism, and is said to represent the order and harmony of the universe.  Sadahiro Kakitani, a Gagaku musician from Japan, will express this harmonious world using only the ryuteki, one of the instruments of Gagaku music.
当日曲変更あり


雅楽は長い時間をかけて、シルクロードを経て日本に入ってきました。雅楽は三つの吹奏楽器と、三つの打楽器、二つの弦楽器、又舞などを伴い宇宙の秩序を表すと言われています。柿谷貞洋はその世界を龍笛一本で表現いたします。今回はビジュアル的にもお楽しみ頂けるよう最後の演目に因んで舞台にも火、水、風を表現させて頂きます。


今回もたくさんの方々に協力して頂きほんとうにありがとうございました。特にこのチラシを作ってくれた日本の兄貴には本当に感謝してます。僕にできる恩返しはただいい龍笛を吹くことです。



                                                         
                                                        LushLife











                                                 
                                         
                            

2009-11-16

秋も終わりに

NYは急に寒くなったり、温かくなったりと不安定な日が続いています。

昨日は旦那さんと庭掃除です。

掃除前





掃除後





きれいさっぱり。おそらく今年は来週あたりもう一回すれば済むだろうということです。

この辺りはたくさん木が植樹されているので、どこの家でも週末はこの時期おちば掃きに追われています。こんな感じで、、





今日は少し学校の帰り違う道を通ってみるとおもしろい木を見つけました。


頭寒足熱といったところでしょうか。健康的です。




きれいな朱色だったので撮ってみました。




僕の友人に“きたやま”という絵描きがいて、約8年前とある絵を僕にくれた。それは秋の終わり頃、ちょうど今くらいの時期だったと思うが、その絵は木の葉っぱが落ちて木にはほとんど葉が残ってなく、その下に赤々とした葉が散乱した絵であった。

僕はその絵を持って自分の師匠に見せに行った。「これ友達が書いたんですけど、何かアドバイスしてあげてもらえませんか。」

師匠は、「落ちた葉っぱの色、朱色が薄い。」

僕は最初師匠に見せる前、落ちた葉っぱなんだから弱々しい感じの方が趣があっていいんじゃないかと思ってたんですが全く反対でした。

約8年後の今日この落ちた葉っぱをみてこの事を思い出し少し何か考えさせられました。


なんだろう、これといった事を思いついたわけではないのですが。


“踏ん張る”みたいな感じでしょうか。

2009-11-10

授業にて お勧め英語サイト、本

授業で紹介したもらったサイトを紹介します。

CNNのサイトですが、STUDENT用に作られているみたいなのでスクリプトもあり勉強になります。僕は毎朝ipodtouchに入れて学校への行き帰りに聞いてます。よかったらお試し下さい!!
ただこの前の授業ではこれを一回聞いただけでこれについてディスカッション、、おいおいそれは少しきついだろ‥‥

もうひとつhttp://www.ego4u.com/


この本もお勧めです。とある授業で使いました。





さて先日受けたTOEFL、かろうじてパスしたのですがリスニングセクションがさっぱり、、、。

日本人が弱いと言われるスピーキングセクションが僕の中での最高点。どうなってんだ??

一つ最近分かったのは、いくら何時間もニュースなどを聞いててもこちらからアプローチして聞きにいかないとあまり意味がないって事。当たり前の事ですが僕にはこれがかなり欠けているようです。


テストの時の集中力が普段の勉強の時にも出せればなと思うのですが、なかなかです。



twitter 龍笛コンサート


日本の僕の兄貴分これを紹介してもらい始める事にしました。

実はこういった類の事には昔は興味があまりなかったというか、弱かったというか、、しかし今は自分の事を発信するためには何でもしようと思ってます。

12月17日。僕のNYでの初龍笛ソロコンサートが決定致しました!!マンハッタンのど真ん中のすごくいい場所です。約50分程を予定してます。詳細は後程書きます。

どういう反応が出てくるのか全くもって未知でありますが、全力で臨みたいと思ってます。

大事な事は自分が納得できるかどうかです。



それと、、、

今の所、演目は古典一曲、伎楽、創作曲2曲、嘉辰を入れるかどうか、、こんな感じでしようと思ってます。タイトルは今考えているのは「音の原点」「風音の世界」「音色とは」「龍笛の世界へ」「竹の音の世界へようこそ」、、、何かいい案があればみなさん教えて下さい!!もちろん英語に直さないといけないので直接英語でくれてもOKです。


2009-11-07

MOMA




そろそろブログを更新せねば。

学校でのMidtermが終わり、束の間の平安です。それとやっとTOEFLもぎりぎりパスできました。
ただカレッジの授業を受けるには、まだ別のテストがあるようです、、、まあなるようになるでしょう。

さて先日MOMAミュージアムへ行ってきました。学生証のおかげでFREEで入れました。第一の目的はアンリ・マティスの「ダンス」を見るためです。



少し感想を書きます。

まず、僕には訳の分からないものもたくさんありました。何が言いたいの?何を表現したいの??みたいなものがたくさん。まぁNYにはそういった作品が多く存在してるので特には気になりませんでしたが、時々すごい光を発しているとういうか、強いエネルギーを感じる作品もありました。

一つ思ったのは、大切なのは配置ですね。こんな事言ったら失礼ですが、どんな作品でも配置によって輝き方が違ってくるような感じがします。

ここでは、すごく小さな作品にもふんだんなスペースを与え、すごく大切に扱っているような印象を受けました。

ただ部屋と部屋との関連性などについては、絵画に通じている人に言わせるとMOMAはいまいちであるという様な事をどこかで聞いた事がありますが僕にはそこまでよく分かりませんでした。


このように考えると雅楽を演奏する時にも、演奏が大切な事は言うまでもありませんが、それをより引き立たせる舞台作りというのも考えてみるとおもしろいかもしれません。多くの雅楽団体がそれをしようとしてますが、それが音とマッチし、自然であり且つクリエイティブであるという舞台にはまだお目にかかった事がありません。

そしてプログラム、曲の組み方などもすごく重要であるように感じます、特に僕なんかソロで演奏するので、一時間弱のロングプログラムになるとよほど工夫しないとお客さんを飽きさせてしまいます。しかし何度もこのブログで申してますが、音色が命です。これに勝るものはありません。そして音色からリズムが生まれます。


遊び心だけでは好い舞台が作れないような気がします。僕も今はぱっとしたイメージが湧きませんが、これはおそらく “音を出せるか出せないか、本来の音を知っているかいないか” に大きく関わっていると思います。だから学術的に考えても、例えば陰陽五行説に沿って考えるとか、そういう風に考えてもいい舞台は作れないような気がします。逆に考えると、本来の“音”を知った者のみにしか作れない芸術作品ー舞台配置も含めたーというのがあるような気がします。





さてマティスの「ダンス」についてですが、僕にはこの絵が絵画の中で再骨頂のように思えてなりません。簡潔に人間というのを表現している。人間の本来の姿を表現している。

そして何か悲しさと共に希望に満ちている。


こんな笛を吹きたい、こんな色の音を出したい。