2009-06-10

龍笛の吹き方~⑤


今回は、タイトルは龍笛の吹き方と付けましたが、僕の笛の練習方法の一部を紹介したいと思います。


この写真①は今月の僕が特に注意している音色と息の出し方に対するテーマです。僕は必ず練習する時、付箋にこのようになイメージのテーマを書き出し、等身大の鏡の横に貼り、自分の姿とこの文字を見ながら練習します。毎日約1時間くらいでしょうか。  
 
この写真は3つの事を書いていますが、もちろん1つでもOKです。大切なことは、自分が今何の練習をしているかというフォーカスポイントを明らかにし常に意識して吹くことです。“笛の音は柔らかく”や“息は軽く出すイメージ”などと頭では分かっていても、このように書いて実際に目にして吹くと、吹いてる時のこれらに対する意識が格段に上がります。

②の写真は笛を吹く時の基本的は要素ですので、笛吹きの方はこれを意識するといいと思います。例えば、②の方で、もちろん一つでも、“柔らかく”などをピックアップして、自分で付箋に書いて練習するのもよしですが、柔らかくや伸びるようにだけのイメージだけになると、どうしても音に力がなくなる時があるのです。故に偏ったイメージだけにならないように、力強さも書きました。ただし、力は丹田にのみです。体、口の力は最大限に抜いて下さい。

書き出すときに、例えば“力強く”でしたら、自分の力強い「色」をイメージし、その色で書き、また、自分の思う力強い字で書くというのも一つのイメージを膨らませる練習方法だと思います。

僕の場合(写真①)。

地についた音~茶色

柔らかく~薄いオレンジ

軽く~黄緑

まぁ、こういうのは日によっても,また気分によっても変わりますけどね、、、ちなみにこの写真の文字は全部黒ですが。

大切な事は、笛吹きとしての感性を働かし、体の眠っているに細胞を起こしてあげるような練習をしなければなりません。それが“練習”というものです。

しかし感性といっても、言葉、色、食べ物、人物、絵、文章…色々なものに対する感性があります。ここで僕が主張する感性というのは、自分の音がまだ完成していないということを自覚し、自分の世界に入りこんでしまわない感覚を身につけることです。誰でも、一瞬でも自分の技術が今までとは違う一歩進んだことを感じると、ふっと力が抜け満足してしまうのです。この喜びも笛を吹く上においてすごく大切なことですが、もし、もっと高いところを望むなら、それをすぐに破壊してしまわなければならないのです。上達する事とは、一瞬前の自分の音を壊していくことですから。ここでいう感性とは、自分の音がまだ本物ではないということを悟り、本物を求め続ける、内観しつづける事と申しましょうか。


んー、、言葉では難しい。。。


僕は昔からよく相方に「柿谷は、すぐ自分の音に酔う。」といわれつづけてきました。これを直す方法として僕が考えたのは、まず決して目をつぶらない。感情的にならない。そして自分を二人作る、吹いている自分と、それをチェックしている自分と。

以上は僕の現在の練習方法であるので、この方法や意識の持ち方というのは段々と変わっていくでしょう。

もし参考になる箇所があれば取り入れて下さい。



柿谷 貞洋




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