2009-05-18

龍笛の吹き方~③




今週末から師匠宅へ行くので、その前に自分の音に対する考えを再確認したいと思います。
龍笛の吹き方~①では、僕が師匠から習った基本をかなりコンパクトにまとめました。龍笛の吹き方~②では特に振動、感性ということについて述べました。しかし龍笛の吹き方~③を書くにあたり、龍笛の吹き方①と龍笛の吹き方②を自分でプリントアウトし読んでみると全く計画性がない文章になっている…どうしても龍笛に関して話をしたり、書くとなると気持が高まり文章の論理性が欠けてきてしまうということに気付いた、、、元々論理的な文章など書けないが……自分の音のイメージや吹き方を言葉にするというのはすごく難しいことです。ということでこの数字などは特に気にしないでください。。。

さて、僕が今フォーカスして訓練しているのは、音の“密度”と“振動”です。密度というのは言葉のとおり、どれだけ笛の真に対して、凝縮性のある息が送られ、音が分散していないかということです。これには単にひとつコツがあるのです。口の力を抜いて唇を横に細くするのです。しかし、普通に吹きながら口を横に細めると必ず口に力が入ってしまう。だからこれもイメージで、口を細めてその音を出すのではなく、その音を出すために口が細くなる。言ってることが矛盾してますね。最初は両方(音のイメージと口を細くする)からアプローチすればいいのです。僕の生徒さん理解できますよね??(笑)

次に振動ですが、これは僕は今まで笛の筒の中の真ん中に、絹を通すイメージだったのですが違っていました。相方に先月指摘されました。っとここで相方を紹介いたします。笛は僕より一枚上手で現在師匠宅で修行中です。腕相撲は僕が二枚上手です。。。
話を元に戻します。振動させるイメージは、息を筒の下、底に通していくイメージで、両親指の腹に息を添わす感じです。今は毎朝このイメージで特訓中です。

笛の論理と人生の論理は同じだと考えているのですが、これでは人生論になりませんね。


写真は一昨年行ったByronBay(オーストラリア最東端)です。なんとなく使ってみました。



今月は神戸、大阪にもよるのでマスクを忘れずに持っていきます。
柿谷 貞洋

4 件のコメント:

  1. いつも楽しみに、真剣に拝見しています。笛を吹く時の口の脱力の件ですが完全に脱力してしまうとアパチュアが開ききってしまい必要なノズルが得られないと思います、口腔内から息が唇の間を通って外へ出て行こうとする時に唇が外側へめくれようとするのを防ぐだけの最低限度の力は必要です、口角方向ではなく、むしろ唇を縦方向に軽く締めて、イメージ的には真円のノズルを合わせた唇で作るイメージで私は吹いています、これで実際には高さのある円に近いノズルが出来ているのが、鏡で確認できます、リコーダーやホイッスルなどのように横に均一に薄いノズルが理想だと、長い間イメージしていたのですが、どうもそう単純なようではないようです。この辺りを柿崎先生に教えて頂けたら、ありがたいです、宜しくお願いいたします。 龍の尻尾

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  2. 龍の鹿尾さん
    いつもコメントありがとうございます。
    僕は“アパチュア”ですか?この言葉の意味すら知らなかったので偉そうな事は申せませんが、目指すところは口の力を抜く事ではないのです。

    口の中ではある程度の力は入っているでしょう、笛を吹いているのですから。
    大切な事は口に意識を持っていくのではなく、自分がどういう音を出したいかであります。
    そこが重要です。ブログにおいては口の力を抜くという事を力説してますが、僕が目指す音を本当の意味で求めると、口の力は自然に抜けてきます。一度お会いできたらいいのですが、、、文章では伝えにくいので。。しかし先ほどアメリカに着いてしまいました。。

    龍の鹿尾さん。お互い大きく構えて進みましょう。一本の木を見ると同時に、山も見て。

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  3. 柿谷先生、本当に有難う御座います、セオリー&プラクティスが重要なのはよく分っているつもりなのですが、セオリーが曖昧だと、プラクティスがとても不安なのです、私は他の音楽の経験が長く、雅楽ほど全てに曖昧な音楽は他に知りません、初めて習いに行きました時に唖然としましたがこういう世界も決して嫌いではありません。
    でも、口の脱力の話題になるとどうしても抽象的になってしまいますね。なりついでに。
    兎に角一番重要なことは喉を目いっぱい開けることです、胸腔、口腔、鼻腔等我に有る空間と管と場とが何にも邪魔されずにひとつ一体化する時にとてつもなく豊かな響きになるのだろうと信じております、何処かに余分な力が入るとその芳醇な共鳴をちょっと止めてしまう逆効果を生んでしまうような気がいたします。私も毎日メモをとりながら練習するのですが、後で読んでみても自分でもなにを書いているのか訳が分からないことがよくあります、また整理して機会がありましたら、柿谷先生にご指導をお願いしたいと思います、よろしくお願い致します。  龍の尻尾

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  4. セオリーを大切にする事はすごく重要な事ですので、その気持ちを持ち続けていいと思います。しかし、とにかく体の力を抜く事を意識して下さい。そうすれば少なくとも悪いくせはつかないと思います。
    先ほどこちらアメリカで熱心に笛を求めている方の稽古に行きました。彼女は三年前に僕が少し指導しただけなのに今回出会って大きく進歩していました。彼女が守っていたのは僕が三年前に言った力を抜くという事と鼻呼吸、下から柔らかく吹き込むという事だけです。
    もちろん細かい点において直さなければならない事はたくさんあります。しかし大事な事はとにかく音は勝手に鳴って来るという事を強く意識する事です。どうしても抽象的になってしまいますが、、、申し訳ありません。

    柿谷

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